前回のはここにあります。
ということで、2回目の初心者講座もデッキタイプを紹介しながら、解説していきます。
〔例〕除去コントロール
まず、除去コントロールには幾つかの種類があります。
T:【炎槍と水剣の裁】等で場を制圧後、トドメとして【無双竜機ボルバルザーク】を召喚するデッキ。
U:【ロスト・チャージャー】・【ヘル・スラッシュ】等を【宣凶師ベリックス】や【ストーム・クロウラー】等で何度も回収&使用して、
相手のデッキ切れで勝つデッキ(管理人が苦心の末作り上げた、カードパワーがない旧タイプの例がこちらに)。
V:【パクリオ】・【魂と記憶の盾】で相手のシールドを増やしまくり、
【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】や【インビンシブル・フォートレス】でトドメをさす、
通称わくわくシールドランド(byFB徳島様)
が挙げられるでしょう。
まずは、「○○○を使って、○○○の方法で勝つ!!」の○○○を決める必要があります。
Tのタイプは、最終的に【無双竜機ボルバルザーク】を使って勝つことが目的の為、
【無双竜機ボルバルザーク】を出して勝てる状況にすることができるカードが必要です。
【無双竜機ボルバルザーク】を早く出す為には、マナ加速によって早く7マナ貯めることが先決です。
つまり【青銅の鎧】や【幻緑の双月】などの自然文明や【ブレイン・チャージャー】などのチャージャーが必要となります。
次に、7マナを貯められるような手札がこのデッキタイプには必要です。
どうしてマナ貯めるのに手札が必要か。
それはマナゾーンに置くカードの大半は手札から、だからです。
勿論、【フェアリー・ライフ】や前述のチャージャーなど、例外のカードも存在します。
しかし、上記のカードの類が入ってないデッキを使う時、皆さんはどうしますか・・・
と考えると、貴方達の賢い頭脳ならば意図する所はお分かりになったはず。
また、マナチャージの為だけでなく、手札が多いということは
行動選択の幅が広がることにもつながります。
ドローソースがのは、その色の通り水文明が白眉でしょう、殿堂が1番多い文明とはいえ。
主なカードは
●【エナジー・ライト】・・・現在、1番基本的なドローソース。3〜4枚積みにする人が多く、後半に来てもローコストの為、手札で腐りにくい。
●【サイバー・ブレイン】・・・殿堂入りしたとはいえ、1枚積みでも十分な強さを誇る超強力カード。
遊戯王でいえば【強欲な壺】と同じ位の頻度で用いられる、色が合えば入ってないデッキはデッキでないといっても過言ではないだろう。
●【アクア・ハルカス】・・・定番クリーチャー。他に説明の必要がないほど強力なカード。実質差し引き±0なのだが、
【エナジー・ライト】と同コストでクリーチャーが残るというナイスカード。
デッキのタイプに応じて、【エナジー・ライト】との差し替え、混合も必要。
●【トリプル・ブレイン】・・・能力的には【サイバー・ブレイン】の下位互換。マナブーストが強力なデッキには【エナジー・ライト】よりもこちらを優先。
といったところでしょうか。
他に必要なカードは『除去呪文』が挙げられます。
主な火力除去について解説するので、参考程度に。
クリムゾン・ハンマー
2コスト(火)
■バトルゾーンにある、パワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。
⇒現在の最軽量除去呪文。
相手の【ラヴ・エルフィン】や【シビレアシダケ】を召喚したターンに潰せるのはエライ!
しかし、【放浪兵エルジージョ】等の2マナ3000〜クリーチャーには全く効かず、後半ではほぼ役立たずとなりやすい。
多くても、2枚程度が限度か。
幻竜砲
3コスト(火)
■S・トリガー
■バトルゾーンにある、パワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。
⇒前述【クリムゾン・ハンマー】のS・トリガーver.
S・トリガーが付いている為、【クリムゾン・ハンマー】よりは使われやすい。
が、同カードと同じように、現在のパワーインフレ環境では、やはり使われにくいことにかわりはない。
よって3コストの働きは現環境では難しい(同じ3コストの【ピコット・ミサイル】という手も・・・)が、傾向が読めない時には、やはり1番安定していて用いやすいカードだろう。
グシャット・フィスト
4コスト(火)
■S・トリガー
■相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
⇒強い!!オススメ!!!
S・トリガーで飛び出せば、ウザッタイ【襲撃者エクゼドライブ】を撃墜できるナイスなカード。
が、やはり現在のパワーの高さを考慮すると、やはりパフォーマンス不足は否めない。
トルネード・フレーム
5コスト(火)
■S・トリガー
■バトルゾーンにある、パワー4000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。
⇒やっと出てきました・・・、【放浪兵エルジージョ】を焼けるサイズが!!
といっても、手札から使うには重過ぎるため、実践向きとは言い難いカード(5ターン目というのは【バジュラズ・ソウル】、【焦土と開拓の天変】、
5マナレインボー獣と、デッキタイプによって各々重要なカードを使用する重要なターン)。
バースト・ショット
6コスト(火)
■S・トリガー
■各プレイヤーは、バトルゾーンにあるパワー2000以下のクリーチャーすべてを、それぞれ墓地に置く。
⇒以前は速攻に対して「踏ませれば勝てる!」といっても過言ではない、強力パワーカードでした。
しかし、何回もくどいほど述べてるように、クリーチャーの基本パワーの増大やクロスギアによる手軽なバンプアップ方法の増加、
さらには、【炎槍と水剣の裁】(後述)によって3000以下のクリーチャーを並べる事が少なくなり、横のつながりを破壊するカードは弱体化。
下手にデッキに突っ込んでも、仕方がない状況にならざるをえないorz
ドラゴン・シャウト
6コスト(火)
■6000以下の数字をひとつ選ぶ。その数字と同じパワーを持つクリーチャーをすべて破壊する。
⇒先程「横のつながりを〜」と述べましたが、このカードは逆説的に強いのでは?
ここをご覧下さい。
赤緑速攻の一例、つまりサンプルを掲載しているのですが、よく見て気付くことはないですか?
そう、パワー基本値が1000、2000、4000に固まっているのです!!!
(【襲撃者エクゼドライブ】は例外)
速攻に限らず、【無双竜機ボルバルザーク】デッキの前衛(【ラヴ・エルフィン】や【青銅の鎧】等)や、今となっては懐かしき【予言者ラメール】なしのWS
に対しても有効であるのは間違いないだろう。
問題はその重さだが、他の6コストスペルにも応用できる理想形を紹介。
【フェアリー・ライフ】など2コストマナ加速をプレイ→4コストチャージャー呪文をプレイ(ベストは【ブレイン・チャージャー】)
→必殺6コスト呪文発動!!!!!!!
という流れはいかがでしょうか?
炎槍と水剣の裁
6コスト(水/火)
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■パワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、破壊したクリーチャー1体につき1枚カードを引いてもよい。
⇒物凄い猛威をフルっていますが、何とか対策できるレベルに。
【結界するブロークン・ホーン】により実質8コストのカードへ変換できるようになり、その間にこちらは最短【ロスト・ソウル】を撃つことができるようになり、ギリギリですが、何とか防げるレベルに到達。
しかし、無意味に3000以下のクリーチャーを並べるのはまだまだ危険。
16弾以降で有効な対策カードが登場するまでは、まだまだ実践レベルで通用します。
サウザンド・スピア
6コスト(火)
■バトルゾーンにあるパワー4000以下のクリーチャーをすべて持ち主の墓地に置く。
⇒発売当初は【光器ペトローパ】を手軽に倒せる超強力スペルとして重宝されていたこのカード。
しかし13弾発売から登場した【炎槍と水剣の裁】というビッグパフォーマンスカードにより、【サウザンド・スピア】の価値は僅かパワー1000分のみとなってしまい、いきおい【炎槍と水剣の裁】の需要が増え、それに反比例して需要が減ったと考えられます。
しかし、【ドラゴン・シャウト】の項で述べたように、【炎槍と水剣の裁】では破壊しきれないパワークリーチャーの台頭により再び脚光を浴びています。
このカードの投入も考える時代が来たのでは?
地獄万力
7コスト(火)
■バトルゾーンにある相手のクリーチャーを、パワーの合計が8000以下になるように好きな枚数選ぶ。相手はそれを持ち主の墓地に置く。
⇒やはり、時代の波に揉まれても消えずに残った、除去の花形カード。
基本値が高くなったとはいえ、ほぼどのタイミングでも2体は焼くことが出来るパワーカードに変わりはない。
登場当時から管理人が1番好きな除去カード。
地獄スクラッパー
7コスト(火)
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな枚数選び、破壊する。
⇒登場当時は「強過ぎる!」などの論議を醸し出しましたが、今はそれほどでもないです。
このカードが1番有効なデッキはやはり速攻。
でもまあ・・・、せいぜい【放浪兵エルジージョ】サイズを1体焼ける程度でしょう。
手札から使うにしても、【地獄万力】の方が強いのは一目瞭然。
ただ、【無双竜機ボルバルザーク】デッキの前衛に踏ませることに成功すれば、とても強力。
だって、【無双竜機ボルバルザーク】1体だけじゃ勝てないんだもの。
ドローと除去について語ってきましたが、どうでしょうか?
除去コントロールは基本は似たようなものです(ドロー・除去・コンボ要員・トドメで構成されやすい)が、
少しパーツが違うだけで全く違う動きとなる、それがこのデッキの繊細な所です。
自分に合ったデッキタイプにする為には、テストデュエルを繰り返すほかありません。
CGIでもいいので、何回も試して自分のものにする事が大切です。
次回は16弾光文明レビューの予定。